『ラスト・フレンズ』視聴率は安定、瑛太も安定

～初回のテンションを維持できれば、傑作になる可能性が高いと思います～

このように過去のブログ内で書きました。『ごくせん』には及ばないものの、『ラスト・フレンズ』の初回は14%、その後16%と視聴率的には安定しました。固定ファンが離れないのでしょう。内容的にもテンションが維持できて個人的には好きです。

宗佑（錦戸亮）のストーカーぶりはなかなか怖くて、心理的に追い詰められるスリラー映画を見ているよう。グレン･クローズの『危険な情事』みたいに激しい描写がありすぎると、この微妙なテンションが壊れるので、この後に想定される宗佑の「爆発」は一瞬でとどめてほしい、もしくは想像させるだけ。

それにしても瑛太の役どころは難しいですね。抑制しすぎてもドラマファンは理解できなくなるだろうし、最低限のセリフをナイーブな面を見せながら語っていく。これまでは比較的等身大の役をやってきただけに、今回はやりがいもあるだろうし、役者としての新境地が開けそうです。

その他、すべての演技人も頑張っています。現場では若い伸び盛りの人たちの緊張感がぶつかりあい、演出家も想定した以上にいいものが出てきていると感じているのではないでしょうか。

今後も期待しています。

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