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『妄想捜査』は不思議な世界観の怪作 [テレビドラマ]

テレビ朝日の深夜枠で放送されているドラマ『妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』がなかなかいいです。

第3話を終了しましたが、視聴率は5.7%→5.7%→3.9%と推移。惨敗です。

全体的に見れば、制作側が目指す世界観を演技側が表現できていません。桜庭ななみ、杉本有美、竹富聖花など、ビジュアル的には文句なしですが、方向性が合わないのです。

ここで、あらためてスタッフを確認してみます。

原作:『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』
脚本:森ハヤシ(『婚カツ!』)、山岡真介(『専業主婦探偵』『名探偵の掟』『OLにっぽん』『夢をかなえるゾウ』)、及川拓郎(『ザ・クイズショウ』)
音楽:市川淳(『美男(イケメン)ですね』『冬のサクラ』『うぬぼれ刑事』)
監督:小泉徳宏、及川拓郎、七髙剛(『猿ロック』『名探偵の掟』)、石井裕也(映画『川の底からこんにちは』)
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(『熱海の捜査官』『時効警察』)
プロデューサー:関拓也(『名探偵の掟』)、目黒正之(『臨場』)、和佐野健一

注目は『時効警察』に関わった、ゼネラルプロデューサーの横地郁がいることです。彼がこのドラマの方向性を決めていると思います。しかし、映像を作る立場の人間ではありません。重要なのは監督。本来、中心的な存在は小泉徳宏だと思いますが、過去に手掛けた作品から、このドラマのテイストはイメージできません。そこで、注目したのが石井裕也監督です。

映画『川の底からこんにちは』(2010年)で満島ひかりを主演に起用し、そのまま結婚してしまった人物。この監督の感性がドラマの世界観を支配しているような気がします。

視聴率的には惨敗ですが、不思議な魅力をもった怪作。オンエア時には不発でも、後になって評価が高まるドラマになると感じます。
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